ITの仕事で必要なハードトラブル対策

プログラミングやネットワークの構築などITの仕事は様々ですが、どの職種でも起こり得るのがハードトラブルです。パソコンやネットワーク機器に物理的な問題が生じ、システムが稼働しなくなってしまった場合、企業にとって大きな損失を出してしまうかもしれません。このためITの仕事に携わる人は、ハードトラブルの解決方法についても、事前に把握しておく必要があります。

ハードトラブルの解決方法として最も肝心なのが、問題箇所の絞り込みです。症状からトラブルが発生している箇所を予測し、ひとつひとつ解決策を施していきます。例えばネットの接続トラブルが発生した時は、まずは端末側のトラブルなのか、それともルーター等のネットワーク機器の問題なのかを切り替えます。そのためにはルーターのランプ状況を確認したり、他の端末を接続して通信できるかどうか確かめなければなりません。ひとつひとつ順を追って切り分けていくことで、問題の発生個所を絞り込んでいきます。

ハードトラブルは物理的な問題が絡んでいるケースもあり、自分だけでは対処できないケースも少なくありません。このような時にすぐに対処してもらうように、ベンダーや保守業者の緊急連絡先もきちんと準備しておかなければなりません。また24時間365日体制で稼働するシステムを運用している場合は、バックアップシステムに切り替えることも必要です。さらにハードの故障に備えて、予備となる機器を準備しておくことも有効だと言えるでしょう。